サーカスSTは買いか!?ポリエステルは使い勝手が良い!?サーカスTCと比較して徹底検証!

テント

こんにちはー!

管理人のゆーです!

サーカスシリーズのラインナップの1つ、テンマクデザインから販売されているサーカスSTについての記事です。

観点はズバリ…買いかどうか

個人的には使い勝手の観点からはサーカスTCシリーズを上回る一品に仕上がっていると思います!

購入を検討している人は参考にしてください!

そもそもサーカスSTとは?

そもそも皆さんサーカスTCというテントはご存じでしょうか?

※サーカスTCやその派生品であるサーカスTCDXについては過去記事で何回か紹介していますので参考までに!

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サーカスTCあまりに大人気すぎて数年間、品薄状態で入手が困難であり、フリマサイトでは高額で流れる…

そんなテントでした。

このごろになってようやく安定供給され始めたかな?といった印象ですね。

サーカスTCの人気の秘密はワンポールテント独特のデザイン性、設営の楽さ、そして何よりTC(テクニカルコットン)素材であることでしょう。

※TC素材はポリエステルとコットンを65:35で混紡した生地になります。コットンに似た手触り、ポリエステルの生地の軽さ、扱いやすさのいいとこどりを狙ったイメージです。

そんなこんなで2020年秋に、サーカスTCからの派生品としてサーカスSTが販売されました。

サーカスSTはデザイン性、設営の楽さ等はそのままに、TC素材をまるごとポリエステル素材に変更したテントになります。

サーカスSTの基礎スペックを確認!

次にサーカスSTの基礎スペックを確認してみましょう!

【素材】

  • フライシートポリエステルリップストップ150D(裏面ピグメントコーティング)
    2022~2023年のモデルチェンジVerであるサーカスST+については裏面ピグメントコーティングがなくなっているため注意です!
  • 裾部ポリエステルリップストップ150D(PUコーティング)
  • ポールスチール製5本継ぎ(φ32mm/280cm)×1本
  • 収納ケースポリエステルオックス

【耐水圧】

  • 1500mm

【サイズ等】

  • 収納サイズ(約)630×220(直径)mm
  • 組立サイズ(約)4,200×4,420×2,800(高)mm重量
  • 総重量(約)8.4kg(ペグ/張り綱/ポール/収納ケース含む)
  • 本体重量(約)3.9kg

【付属品】

  • 付属品ペグ×16本、張り綱×5本、収納ケース

サーカスSTはただのポリエステル幕ではありません。

ピグメント加工をすることによって、色濃い影を作り出すことで涼しい空間を確保することに成功しています。

TC生地はそのコットンを混ぜ込んである生地で重みもそこそこあるのですが、そのおかげで色濃い影ができ、中で涼しく過ごせるようなテントに仕上がっています。ポリエステル幕でもその色濃い影を再現する…といった狙いですね!!

ポリエステル生地だけど、TC生地に寄せていく…非常におもしろい試みで好感が持てます。

※2022年12月追記

※2022~2023年のモデルチェンジによる最新モデルであるサーカスST+は、ピグメント加工がなくなり、紫外線カット能力が減っていると思われます

また、ポリエステル生地にしたおかげで、総重量がサーカスTCに比べて2.5kgほど軽量化しました。

このおかげでだいぶ取り扱いやすくなったと思われます。

サーカスSTとサーカスTCを徹底比較

さて、管理人が個人的に気になる点をピックアップしサーカスSTとサーカスTCを比較してみたいと思います。

比較ポイントはサイズ感、重量、デザイン性、耐火性、室内の快適性、取り扱いの6点です。

表にして比べてみましょう。

サーカスST サーカスTC 備考
サイズ感 サイズはどちらも4,200×4,420×2,800(高)mm
総重量 サーカスTCは10.88kg

サーカスSTは8.4kg

デザイン性 管理人の好み
耐火性 × STは炎に弱いが、TCも炎に強いというわけではない。
室内の快適性 TCの方が幕に厚さがあるため、幕内の温度変化が生じにくく、結露も材質上生じない。
取り扱いの楽さ STはポリエステルなので汚れも雑巾でさっと拭ける。

テントが濡れた場合も乾きやすい。

値段 サーカスSTは26,400円、サーカスTCは35,000円

STで特に着目したいメリット「取り扱いの楽さ」ですかね!

やはりTC素材はコットン生地が混じっていせいで、汚れ等もふき取りにくく、雨に濡れたらなかなか乾きません。サイズが大きいテントでこれはなかなかのデメリットだと考えられます。

一方、ポリエステル素材は軽く、ツルツルしているので、跳ねた泥などもさっとふき取ることができ、濡れても早く乾きます。また雨そのものを弾く性能も高いです。1泊2日などで急いで撤収する必要がるキャンプの時には非常に助かりますね。もちろんTC素材に比べて軽いので運搬等も比較的楽にできるのが嬉しいところですね!

一方で大きなデメリットとして「耐火性」「室内の快適性」は必ず確認しなければならないところです。

「耐火性」については、近くで焚火をすると容易に火の粉で穴が空いてしまいますので注意が必要ですし、仮に薪ストーブをテント幕内に導入する場合は薪ストーブからの熱でポリエステルが溶けないように十分注意を払う必要があります。

「室内の快適性」についても、ポリエステルという材質上、幕の厚さが薄く、温度変化に弱いです。寒い時は寒く、暑い時は暑くなりやすいでしょう。寒い冬の時にテント内で暖をとっても、熱の逃げるスピードはTC幕に比べて早いため、暖まりにくいと思われます。

また、結露も生じやすいことも大きな欠点になるでしょう。

個人的にデザインはサーカスTCの方が好きかな…あのコットンっぽい生地感とサンドカラーの色合いがかわいくて好きなの!

サーカスSTはこんな人におすすめ!

以上を踏まえると、サーカスSTは結露が生じやすく、暖房器具との相性も悪いことから、「冬キャンプにはあまり適さない、冬キャンプにはやはりサーカスTCの方が適しているのでは?」と個人的には思います。

暖房器具を取り扱わない、春・夏・秋キャンプをメインに楽しむ方、テントの設営・撤収をとにかく楽に済ませたい方、何よりワンポールのデザインが好きな型にはお勧めなテントと言えるでしょう。

値段もサーカスTCに比べて1万円強安いため上記の用途で使う方には非常にコスパ良く使える良テントだと思います。

僕は冬キャンプを暖房器具ありで楽しむタイプ!

今持ってるサーカスTCで十分だから購入予定はないよ!夏でもサーカスTCは十分活躍してくれてるしね!

それでもTCだと雨に打たれたときは結構大変だから、STはお金があったら欲しかったなあ…泣

サーカスSTはDXタイプもあり、オプションもサーカスTCシリーズと同様!

サーカスSTにも、サーカスTCと同様にフラップが付いたDXタイプが存在します。

また、オプションの品ぞろえもサーカスTCシリーズと同様のものが揃っておりますので、不自由なく便利に使えそうです!
※基本的に各オプションは同一のものを使用できますが、DXタイプのオプションとなるフロントフラップのみはST、TCそれぞれで生地ごとの販売となっているので間違えて購入しないように注意!

フラップについては過去記事で紹介しております。

サーカスTCDX専用オプション!「フロントフラップ」をレビュー!サバティカルのモーニンググローリーを意識!?
テンマクデザインからサーカスTCDXの新オプション「フロントフラップ」が販売されました。このオプションによって、サブポールを使った状態でもテントの閉鎖が可能になり、かつテント内をさらに広く使えるようになっています。現在サーカスTCDXを使っている方にもこれから購入を検討している方にもおすすめのオプションです。

サーカスSTのフロントフラップはこちらになります。

メッシュ付きタイプもあります

まとめ

以下まとめになります。

  • サーカスSTはサイズ感等はサーカスTCと全く変わらない
  • 唯一違う点として、サーカスSTは生地素材がポリエステルであること
  • そのためサーカスSTは火の粉に弱く、快適性が劣る
  • 一方でポリエステルという材質を活かし、取り扱い性能が向上している

といった感じですねー!

冬キャンプにはあまり適しませんが、購入する価値は十分にあるテントです!

購入の際にはぜひ参考にしてくださいねー!それでは!

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