アウトドア界の石油ストーブの1大勢力であるアルパカストーブ。
それが2022年にリニューアルし、新しいモデル、アルパカ「プラス(PLUS)」ストーブになりました。
何がどう変わったのか、石油ストーブを購入を検討する際に必ず候補に挙がるストーブなだけに非常に気になりますよね。
そこで、変更点を分かりやすく解説し、購入する価値があるかどうか等の観点から改めてまとめてみたいと思います。
アルパカプラスストーブの購入を検討している方はぜひ最後まで見ていってください!
そもそもアルパカ(プラス)ストーブとは?
アウトドアブームが始まってからフジカハイペットに次ぐ人気ストーブとして評判になったアルパカストーブ。
製造元は韓国で、純日本製に比べて不安を覚える方もいるかもしれませんが、何度かのリニューアルによって、構造・品質は日本の基準にも適合し、非常に使いやすいものとなったのです。
一時期は説明書きまでハングル語だったものが、
2019年のリニューアルでは、ご覧のとおり日本語となり、PSCマーク(国の定めた技術上の基準に適合していることを示すマーク)が表示されるようになりました。
HPにも下記のとおり記載があります。
海外メーカーでは類を見ない、日本の安全基準に従った検査を全てクリア。製品クオリティーを保持するために、消火装置、点火装置など計30項目以上にも及ぶ製品検査を随時行い、万全の体制でお客様に安全なご使用を約束します。
(製品が日本に到着した時点でサンプリングし、全ての検査を実施しています。)●日本燃焼機器検査協会(JHIA)認証取得
アルパカストーブHPより引用
2019年のリニューアルにより、シンプルなデザイン、運びやすいサイズ感、十分な火力に加えて安全性も担保された、安心して購入できる石油ストーブの1つとなりました。
アルパカ(プラス)ストーブの変更点
そんなアルパカですが、2022年に新たに改良されたモデルが発売されました。
その新モデルの名称が「アルパカプラスストーブ」です。
ちなみに旧モデルについてのレビューはこちらです↓使い勝手については旧モデルと全く変わらないので参考にしてみてください。
さて、新モデルは、従来の「アルパカストーブ」にプラスという文字が加わりました。
何が変わったか、何が「プラス」になったかというと下記の2点が挙げられます。
- 19箇所の改良(耐久性・使い勝手等の向上)
- 価格(5,000円ほど安価に)
19箇所の改良点
19箇所の改良点とは下記のとおりです。
- 上板:今までのホウロウ→セラミックコーティングによりルックス及び耐久性強化
- 運搬取っ手:耐久性強化
- 燃焼筒:精度改良
- 燃焼部4カ所(カバー/ピニオンギア/しん管/逆火防止装置):精度及び安全性向上
- 自動消火装置4か所(カバー/感振装置):外観及び作動精密度、機能性向上
- 油タンク3カ所:内部構造改良及び加工方法改善による安全性、耐久性向上
- 置台:デザイン変更によるメンテナンス性及び耐久性向上
- その他3か所(油量計/調節つまみ/安全ガードリング):製品精度改良による、耐久性及び機能性向上
- 梱包仕様:パルプモールド採用による安全性向上
目立たない部分がほとんですが、耐久性・使い勝手向上のために19点が改良されたようです。
ちなみに、友人がたまたま新モデルを持っていたため、実物を見させてもらいましたが、個人的には何が違うか分からなかったです(笑)
強いて言えば天板の材質がセラミックになってサラサラした手触りになり、ちょっと高級感が出たかな?という位でしょうか。
熱伝導率も上がっているみたいですが、体感できるほどではないでしょう。
耐久性等が向上している可能性はあるので一概には言えないですが…大きな変化とは言えなさそうですね。細かいメンテナンスを重ねた感じです。
旧モデル→新モデルへの買い替えは、意味があまりないと思いますので止めておきましょう。
価格の変更点
価格が一番大きく変わった点かと思います。
旧アルパカストーブの価格は、付属バッグ込みの価格で33,000円程度でした。
一方、新アルパカストーブの価格は、付属バッグ込みの価格で28,000円程度です。
この値上げラッシュのご時世の中5,000円も価格を抑えてさらにお買い求めやすくなったことには驚きです。
この理由はいくつか考えられますが、
PASECOなどの出来の良い格安ストーブが流通し始めたこと
が、大きな理由なのではないかと個人的に思っています。価格を抑えて何とかPASECOの売り上げに対抗したい!という意図が見えますね!(笑)
メーカーがお互いに競争しあって、より良い石油ストーブが流通するとユーザー的には嬉しいです。
まとめ
「アルパカストーブ」から「アルパカプラスストーブ」になっての変更点は
- 天板がセラミックコーティングになる、耐久性アップ等のために19点の改良あった
- 価格(付属バッグ込み)が33,000円程度から28,000円程度になった
の2点です。
1点目の改良点はほとんど変化は感じられないと思いますが、2点目の価格の変化は非常に大きい(嬉しい)ですね。
総合的に判断するとコスパに優れた、おすすめの石油ストーブと言えそうです。
アウトドア用石油ストーブの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね!
それではー!
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