こんにちはー!
日に日に寒くなり、冬キャンプの時期がやってきましたね!
今回は薪ストーブの選び方についてです。
今まではステンレス製の薪ストーブをレビューしてみましたが、今回はステンレス、スチールの薪ストーブどちらを選べばよいのか迷っている方向けの記事になります。
ステンレスとスチール、その特徴は一長一短ですがその特徴をきちんと押さえて買うことができればきっと素晴らしい冬キャンプになるはず!
購入を検討している方は是非ご覧になってくださいねー!
ステンレスとスチール(鋼)の違い
まずステンレスとスチール(鋼)の違いについて押さえておきましょう。
ステンレスについて
ステンレスというのはいわゆる合金ですね!
鉄(Fe)にクロム(Cr)を一定量含ませた合金を「ステンレス」といいます。
クロムが含まれていることで、薄い防御膜が表面に形成されて、金属本体の部分を腐食(サビ劣化)から守ってくれるんですね!
しかもこの膜はたとえ傷つけられたとしても、すぐに回復してくれる非常に優秀な膜になります。
一方でクロムなどが含んでいるため熱伝導率が低い(炎の熱を外に通しにくい=暖房能力が低い)という特徴があります。
薪ストーブにおいては、熱伝導率が低いというのはデメリットと言えますねー!
クロムの他にも、耐食性を上げるためにニッケルなどを加えてあるステンレスはステンレス304などと呼ばれます。
このステンレス304は高価ながらも耐食性は向上しており、非常に使い勝手が良いステンレスなんです。
(ステンレスとクロムのみの合金はステンレス430と呼ばれ、耐食性はステンレス304に比べると劣り、その代わり値段も安価ですます。)
あくまでも1例ですが、このようにステンレスにもいくつか種類があるということは押さえておきましょう。
スチールについて
一方でスチール(鋼)とは主成分のほとんどは鉄で、炭素(C)をわずかながらに含んだ合金のことを言います。
スチールはステンレスのように自身で防御膜を張る能力はないので、お手入れ(油などを塗ってあげて防御膜を作ってやる)をきちんとしないとサビてしまいます。
また強度そのものもステンレスには劣ります。また、強度を確保するため比較的重い薪ストーブが多いのも特徴ですね。
一方で熱伝導率は高いので、暖房能力は高く、室内の居心地はかなり良くなるでしょう。
まとめてみるとこんな感じになります。
ステンレス(Fe+Cr,その他にNiなど) | スチール(鋼) (Fe+C(0.04%~2%)) | |
暖房性能 | △ | ◎ |
耐食性 | ◎ | △ |
強度 | ◎ | 〇 |
運搬性 | 〇 | △ |
ステンレス製薪ストーブはこんな人におすすめ!
私が考えるステンレス製薪ストーブが向いてる人は下記のような方です。
- 薪ストーブの手入れはめんどくさい!できれば楽したい人
- 多少雑に扱っても良い、気楽に使いたい方
- そこまで大きなテントではなく、暖房性能はそこそこでよい人
- 比較的軽量でコンパクトになり、持ち運びが楽ちんが望ましい人
利便性、効率性を重視する方向けですね!
なんといっても管理が簡単なのが何よりのメリットです。
値段は多少高価になりがちかもしれませんが、サビに強いのは非常に嬉しいところ。
どちらかというと今はこちらのステンレス製薪ストーブの方が主流かもしれませんね。
私が購入したのもこちらの種類になります。
非常に薄くなる折り畳み型や、設営が簡単なものと選択の幅が多いのもうれしいところです。
以下おすすめのステンレス製薪ストーブのリンクになります。
Winnerwell Nomad View
サイズ展開が豊富で良質なステンレス304を使った薪ストーブです。
目立った弱点もなく、大きな窓が魅力的な薪ストーブのファーストチョイスとしておすすめです!
テンマクデザイン ウッドストーブサイドビュー
こちらもサイズ展開が豊富で、両面の窓が特徴なステンレス304を使った薪ストーブです。
ホリデーロード Fb.ストーブ.NEO
薪ストーブの煙突部を巻煙突にし、軽量化したステンレス製の薪ストーブです。
コンパクト性を重視する方におすすめです!
スチール製薪ストーブはこんな人におすすめ!
私が考えるスチール製薪ストーブが向いてる人は下記のような方です!
- 薪ストーブの手入れそのものを楽しめる人
- 大きなテントを使って、2泊~程度のゆったりとしたキャンプを楽しむ人
- 大きい窓で炎の揺らめきを楽しみたい人
- 暖房性能を重視したい人
この中のどれかに当てはまるのならば、スチール製薪ストーブの購入を検討しても良いでしょう。
薪ストーブもキャンプ道具の1つ。手入れをして人とともに成長してくギアだと思います。
良い色に焼けたスチールは非常にいい味を出します。
きちんと手入れしてあげれば、世界にただ1つのあなたの相棒薪ストーブになってくれることでしょう。
またスチール製薪ストーブは重いことが欠点ですが、逆に言えば安定するということですし、暖房性能はステンレスに比べやはり良いです。
じっくり腰を据えたキャンプをする人であれば、設置と撤収さえやってしまえれば、快適なキャンプを過ごせると思います。
またこれは私の偏見かもしれませんが、ステンレス製薪ストーブに比べ、スチール製薪ストーブの方が、炉のサイズが大きく、また炉内の炎が見える窓が大きいものが多いです。(というか、ステンレス製の窓が大きいのがほとんどない…?(笑))
テント内での時間を贅沢に過ごしたい方にはうってつけかもしれません。
以下おすすめのステンレス製薪ストーブのリンクになります。
Locomo アウトドア薪ストーブ ワイドタイプ
二次燃焼と非常に大きな窓が売りな今年発売の薪ストーブになります。
雰囲気抜群で個人的に非常に注目な一品です。
THE IRON FIELD GEAR(ジ・アイアン・フィールドギア) タキビーキャン
こちらは薪ストーブと少し趣が違いますが、非常に広い窓、ポップなデザインで楽しめそうな一品ですね!
まとめ
薪ストーブのステンレス・スチールの違い、また、その中でも個人的に注目している商品をいくつか紹介してみましたがいかがだったでしょうか。
基本的には
ステンレスは使いやすい、管理しやすい、暖房性能はスチールに劣る。
スチールは非常に暖かい、使い勝手に癖がある
といった認識で間違いはないかと思います。
「どちらが優れている」ということはなく、どちらも一長一短があるので、自分の使用用途にあった薪ストーブを選べるといいですね!
それではー!
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